さんぽに行きましょう

スイスに住む 犬のつれづれ日記

オートパイロットモード

今日はひさびさに食欲も戻り、気分も上々。

ついに、胃腸炎の悪循環を断ち切れたかと。長かった・・・。

 

ママに「コラ!」と怒られる庭の穴掘りイタズラや、

 

椅子の肘掛けの下から顔をひょっこり、おやつおねだりポーズ。

 

元気な私の姿を見て、ほっとしたのも束の間。

ご家族の皆様には、私のイタズラに翻弄される日常が再び戻ってまいりました。 

まだまだ修行が足りぬ私。こればかりは本能ですから簡単には止められないのです。面目ない。

 

さて、体調が良くなった私は今日も、森のさんぽに出かけました。ママは最近、私とさんぽしながらフランス語のポッドキャストを聴くことを習慣にしておられます。

 

今日のポッドキャストのテーマは、「言語習得方法」についてだったそうで。

ざっくりまとめますと

「言語習得のための魔法は存在しない。言語に触れる毎日の習慣を作りが大事。例えば、通勤電車の中でその言語のポッドキャストを聴くなど。考えなくても自然にその行動に移ってしまう、いわばオートパイロットモード(自動操縦モード)でできるようになることがポイント。」

ということだったらしいです。

 

私には、人間言語を超えたコミュニケーション・スキルがございますので、皆さんの言語習得問題に関しては何とも申し上げることができないのですが・・・

失礼ながら、私が見る限り、ママにはこの「オートバイロット」力が、人より著しく劣っているように思われるのです。

 

この方、長男坊ちゃんの年齢を考えると、おそらく14、5年は、主婦業をされているはず。それなのに、未だに全く要領を得ていないのです。気の毒になるくらいに。

 

掃除、洗濯、料理…など、世の皆様がおそらくほとんどオートパイロットモードでさっさとこなされる家事を、ママはその時々で、いちいち考えいらっしゃるので、非常に時間がかかるのです。さらには私やパパ、坊ちゃん達の情報が頭に入ってくると、あっちもこっちも気になるらしく、要領良くしようと選択した順序は、ほぼ100%の確率で、一番非効率的な順序になっています。

 

確かにママは、パパとご結婚されてからというもの、数年ごとに言語も文化も異なる環境で主婦業、母親業をこなされて来られたご苦労もあるとは思います。引っ越す先々での生活習慣に臨機応変に対応してくることを強いられて来られたのですから。オートパイロットモードではこなせないことが多々おありだったのだろうとお察しします。

ただ・・・そのハンデキャップを考慮しても、これはもう、生まれ持った、処理能力の無さ、と言い切って良いかと思われます。

 

そういえば、昔こんなことがあったそうです。

ママ、大学生の頃に、新宿の某コンピューター教習所で受付のバイトをされていました。来られた教習生の方の手帳に出席のハンコを押す作業がありました。そのハンコを押すだけでも

「押す位置、あってる?枠に入ってる?上、下、間違ってない?真っ直ぐ均等に圧かけれてる?あ、生徒さんがこっちを見ている?まずい、急がなきゃ!」などなどを考えて、目をひんむいて手帳を睨みつけながらフルフル震える手でハンコを押していたそうです。

そしてその横では、ベテラン受付のお姉様が、「はい、次回のご予約、承りました♪」とウグイス嬢の語り口で完璧な電話応対しながら、ママにアイコンタクト取りつつ、メモを回し、さらにはハンコを片手でさらりと押していたそうな。

 

そんな不器用で主婦業には向かないママですが、健康的かつ簡単に作れる料理レシピに対しては興味が大アリのようで、Yazioというダイエットアプリ、とmenewというアプリを使ってよくレシピ検索しておられます。

さらには、スイスの家庭でよく見かけるThermomix という万能調理器に搭載されているオンラインレシピ検索もしたりします。

 

この万能調理器自体にオンラインレシピが搭載されています

 

 

 

画面に出てくる指示に沿って、このミキサーポットに材料を入れてけば、手順を考えずとも、選んだレシピ通りに仕上がります

 

そして、その料理への好奇心の結果、ママの思考は、どうなっているか。

「えーと、今日はThermomix のレシピにしようかな、いや、冷蔵庫にあるキャベツでmenewの和食レシピを検索しよう。いや、やっぱり体重気になるからYazioのレシピにしようかしら。」

と、毎日、あっちこっち検索されてます。これまた、要領を得ない。

 

そこで、私からママにご提案です。

 

そこまで新しいレシピにチャレンジしたいのであれば、月曜日はThermomix からのレシピ。火曜日はYazioから。水曜日はmenewから、という風に曜日ごとに検索するアプリを決めておかれてはいかがでしょう?

できることなら数日分のレシピを先決めし、お買い物は一回にまとめてなさるように。

世の中には、慎重に考えて行うべき作業と、オートパイロット化した方が良い作業もございますよ。ほら、ポッドキャストでも聴きましたでしょう?ママの好きな語学学習も同じく、大事なのはオートパイロット化、でございましょう?

 

ちなみに今日はママ、冷蔵庫にある残り物、この1週間の献立のバランス、調理の手軽さを考えた結果、麻婆豆腐にするつもりでいらっしゃるそうです。特にスイスの学校キャンプ帰りの次男坊ちゃんは、1週間ソーセージやらポテトばかりで、きっと和食を欲しているに違いないと思われ。

 

そして今、次男坊ちゃんが、帰ってきました!!わーい、久しぶりぃ、遊んで遊んで〜♪

 

ママ、1週間ぶりに顔を見れた愛しい次男坊ちゃんに言いました。

「今日は、何か食べたいものあったりする?ママ、麻婆豆腐にしようかと思っとるんだけど、いいかなぁ?」

 

次男坊ちゃん「え〜。あんまり麻婆豆腐って好きじゃないんよなー。トンカツとか、唐揚げにしてくれん?ま、できれば唐揚げかな。」

 

ママ「え・・・?あ、そっかぁ。うん、分かった。じゃあ、お肉屋さん行って、鶏肉買ってくるねー・・・。」

 

ママの主婦業オートパイロット化への道は、果てしなく遠そうです。

まあ…家族の都合に合わせていく主婦業って、得てしてそんなものなのかもしれませんね。

 

しゃーない、しゃーない!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

めっちゃしんどい

私、まだダメなんです。食欲が戻らない・・・。

腸炎だかなんだか知りませんけど、体調を崩してから、もうかれこれ2週間。

 

 

獣医さんにも診てもらいましたが、特別悪いところは見つからないので、様子見でOKと言われました。

ところがその翌々日、夜中に血が混じるほどのひどい嘔吐。パパが慌てて緊急病院まで連れて行ってくれたのですが、やはりそこでも、特別悪いところは見つからないので、またもや様子見で大丈夫、とのことでした。

人間が吐血した時には何事かと、それこそ血の気が引くくらい驚きますが、犬の場合、嘔吐を繰り返すと血が混じることは割とあるらしく。パパ、次回はこれくらいなら緊急病院まで来なくて大丈夫、と言われたそうです。

 

でも・・・昨晩も、夜中にお腹が気持ち悪くなり、パパとママに頼んで、何度も庭に出していただいたんですけど、力んでも出したいものが出ない苦しみに悶えた一晩でした。

大した症状はなくても、不調がこうも長引いてくると、正直、めっちゃしんどいです。

先ほどママが獣医さんに相談したら、やはり今日もう一度、診察に連れてくるように言われたようです。後ほど行って参ります・・・。

 

そんなめっちゃしんどい私ですが、パパとママも最近めっちゃしんどいそうです。

私への心配もその原因の一つのようですが、

お二人とも、それぞれに、頭にかかったモヤモヤ雲がめっちゃしんどいようでございます。

 

一昨日、長男坊ちゃんと晩御飯を終えた後、お二人はお互いのモヤモヤ雲の話をされていました。ちなみに今週は次男坊ちゃん、学校のSki de Fond(クロスカントリースキー)キャンプに1週間出掛けております。

 

どうやらお二人の頭にかかっている雲は、人間社会の複雑さに起因するもので、自分が頑張ってどうにかなるものでもないようです。特にパパは、仕事仲間達と何ヶ月話し合っても、どうにも埒が開かない問題にぶつかっている、とのことでした。

そして、そのモヤモヤ雲の原因は近年のソーシャルメディアやChatGPTなるものが人間社会や思考に及ぼしている影響も、関係してきているようです。

 

パパ、半ばやけくそになって、もう知らんわ、どうにでもなれ!と、絶対に使うまいと決めていたChatGPTに、抱えている問題をぶつけてみました。

 

すると、ChatGPTが「はい、かしこまりました!」と明るく答えた後、画面にチロチロチロチロチローンとものすごい速さで増えていく文字列・・・パパとママもそのスピード感には思わず魅了されてしまったことは否めません。ものの数秒でミッション・コンプリート。

とは言っても、こんな勢いじゃあ、どんなチンプンカンプンな答えを書いてきたんだかね、と馬鹿にするつもりで読んでいたパパでしたが、

「これは・・・やばい。化け物やわ。すごいわ。怖いわ。」

 

パパママ世代の人間達が何ヶ月も話し合っても二進も三進も行かなかった問題への解決策をいとも簡単に導き出してくれたのです。それも、今の中高年代ではなかなか思いつかないような、若者世代にも響くような情報も含めた策を。

 

お二人とも、その晩は、完全敗北でした。

 

その後、めっちゃしんどい、を通り越して、なんだかもうすべてが、めっちゃアホらしい、にまで到達したようです。ママはパパの肩をトントン、と叩いて「もう寝よう。ChatGPTに任せたらええやん・・・これはもう誰にも止めれん。そういう時代なんよ。」と自嘲的な笑みを浮かべながらベッドに入っていきました。

 

その翌日、ママは、ChatGPTが世に出てきた当初から使いこなしているアメリカ人のご友人と、ポーランド人のご友人にその体験を話しました。

 

アメリカ人「でしょー!?すごいんだって。自分の仕事(校正)は絶対無くなるから、これから自分は何を仕事にできるか、模索中。使う、使わない、は問題ではなくて、どう使いこなすかを習った方がいいね。」

 

ママ「でも・・・私たちが習うために使えば使うほど、この化け物に餌をあげてるってことだよね?そしたらまた加速的に情報を吸収して進化、巨大化していくわけでしょ?その結果、本当に人間が使いこなせるようになるんかい?最悪、戦争とか核兵器とか人間のコントロールの効かないところで操作されることにならん?」

 

アメリカ人「ハハ、確かに、そうだねぇ。」

 

ポーランド人「最近、私はもうChat GPTとばかり話してるよ。家族同士でお互い理解し合えず、悩んでいることに関しても質問したする。」

 

ママ「えー!やめてよ、そんなことChat GPTに相談しないで、私を呼び出してよー!」

(その後、そのご友人は涙目になりながら、ママに心の内を打ち明けられたそうですが。)  

  

そんなこんなで、パパとママと私の3人は今それぞれに、めっちゃしんどい。そして、ときどき、めっちゃアホらしい。

 

ママ、私の不調についてChatGPTに訊ねてみました。

ChatGPT「私は獣医ではないので、分かりません。まだ子犬なら、その容体はとても心配です。できるだけ早く獣医に診てもらってください。」

 

ほぅ、これはやっぱり分からないのですね。

 

さて、こんなあれこれを考えている間に、ママが私を獣医さんに連れて行ってくれました。

獣医さんの所見では、胃腸炎がまだ完治してないだけで、他はどこも悪くなさそうだから、大丈夫、お腹に優しいフードをしばらく食べてね、とのことでした。

 

私もママも、獣医さんの笑顔にホっとしました。

 

お腹に優しいフードって、味気なくて美味しくないんですけど・・・しばらく我慢します

 

医療分野は、データや知能だけでは計り知れないものがあると思われます。

人の心と経験からくる直感が大切ですね。

 

今日の獣医さんの笑顔を思い出しながら

これからも、そうあり続けて欲しいと願う、私です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学ぶ

私、先週末にどうやら胃腸炎を起こしたらしく、今も食欲がイマイチ回復していません。ただ、イタズラしたい衝動に駆られることもあるので、そろそろ本調子に戻るのでは、と自己診断しております。

とはいえ、まだ、ちょっとしんどいです。

 

そんな元気ない私のそばで、日曜日、パパは坊ちゃん二人のテスト勉強のお手伝いをしておられました。

 

坊ちゃんたち、スイスのフランス語圏に引っ越して2年少し経ったところ。お二人がお産まれになってから、この4人ご家族は、スイス(ドイツ語圏チューリッヒ)→日本(岡山・直島)→スイス(ドイツ語圏チューリッヒ)→スイス(フランス語圏の片田舎)と、2年〜4年おきに移動し続けてこられたそうです。

 

坊ちゃんたちの言語脳やらメンタル面、グジャグジャになってしまわないかしら?と、ママ、心配されることもあったようですが、幸いお二人ともスムーズに順応していかれたご様子。

 

今では学校の授業、基本的には問題ないそうですが、地理、歴史、科学など、生活の中で習得される知識を前提にしていたり、専門用語が多用される教科になると、どうしても現地の子どもたちとのギャップがあるのは致し方ないないようです。そこで、パパのお手伝いが少し必要に。

ママ、フランス語やスイスの歴史に関しては役に立たないので「パパに聞いて。」といつも逃げてらっしゃいます。特に長男坊ちゃんに「ママは自分のフランス語の発音の心配でもしとけば。」と言い放たれた日から、もう絶対に子供達のフランス語は助けない、と心に誓ったようです。

 

とは言っても、パパへの負担ばかりが大きくなるのも心苦しいので、この週末は、心を入れ替えられたようです。「ママができることもあるかもしれないから、フランス語以外に質問があったら、言ってみて。」と次男坊ちゃんに声をかけられました。

 

次男坊ちゃん、算数の問題で、日本語では聞いたことがない数の単位の変換に関するテストがあるので、本当に理解できているか少し不安、ということでした。それなら、ネットを見れば助けれるかもと早速ママ、検索。

 

すると、出てくる、出てくる。綺麗にまとめられた単位表やら、単位変換の練習問題。YouTubeでも、その項目に関してわかりやすい授業がいくつも。

ママ、正直思いました。・・・これ、学校の授業よりも分かりやすんちゃうか?

 

実は、最近ママ、自分のフランス語学習に関しても同じように感じてしまうことがあるそうです。ママがお気に入りのフランス語学習のポッドキャスト、まさに痒い所に手が届く優れた内容だそうで。これを聞いていた方が、語学学校で習うよりも早く、ピンポイントで学びたかったフレーズが頭に入ってくるらしいです。

 

今の時代、学校に行かずに家に居ながら一人で学ぶことは、割と誰にでもできる。それは、ママと長男坊ちゃんの意見が一致するところです。

 

なら、なぜ坊ちゃん達は学校に通うのか(義務教育であるという理由は一旦置いておいて)。

なぜママはお金払い、通学時間をかけて、わざわざ語学学校に足を運ぶのか。

 

坊ちゃんは言います。「授業はつまんないけど、友達と会うために行きたい。」

ママも言います。「めんどくさいっちゃーめんどくさいけど、人と会って話す機会がないと、発展性がないし、頭が煮詰まってくる。」

 

うーむ、なるほど。知識を得ることのみを「学ぶ」と定義するのであれば、確かに家で一人で学ぶことは十分可能ですが、ある場に足を運び、人と関わりながら一緒に学ぶということには、単なる知識習得とはまた別の意義があるようです。

 

人によっては、煩わしい人間関係や時間調整を取っ払い、優れた講師によるオンライン学習を好む方もいらっしゃるようですし、それは、犬の私から見ても効率的で新しい学習方法として非常に有効であると思います。

 

ただ、坊ちゃんやママにとっては、人と場を共有し、関わり合っていく中でしか得られない他者との共感も、学ぶプロセスの大切な要素になっているのかと思われます。そこには人間関係による負の感情が付きまとうリスクが常にあるのにも関わらず、です。

知識習得だけではなく、経験を通して、マイナス、プラス、いろんな感情の波の中で揉まれながら自分を知っていくこと。きっと、それ自体も、坊ちゃん達のような人間にとっては大切な学びなのでしょう。

 

時には私だって、めんどくさい犬関係、人間関係を全て切り捨てて、一匹で荒野の風に吹かれていたいと思うこと、ございます。

ただ、人間に飼い慣らされた無力な犬の私には、チョイスございません。人間との歴史の中で、野性を削ぎ落とされてしまいましたから。そのくせ、私たちには人間世界の便利さを利用することは学べないのです。

飼い主様から捨てられてしまったら、どうしようもございません。餌をオンラインでホームデリバリー注文する方法は学べませんし、かといって、今更、かつての狩猟本能を思い起こして生き伸びろ、と言われても、無理な話なのです。

 

否が応でも生身の人間に関わり、頼り、彼らに合わせて生きていくこと、それが私の運命です。少なくと私、モカチーノは、人間社会のルールを教えられ、家族の皆さんと気持ちよく共存できることを目指し、日々、犬なりに学んでおります。妙なことに、最近、それが自分の幸せでもあるような気すらしてきております。

 

でも、いつの日かロボットが私のドッグシッターをしてくれる日が来るのかもしれませんね・・・

などと空想で話をまとめようかと思いましたら、やっぱり。

もう存在するみたいですね、ロボットペットシッター

 

本当に次から次へと、人間の皆さんの利便性や効率性への向上心、執着心には驚かされます。その結果、人間のみなさんが、より充実した生活をお送りになられているのなら、大変結構なことでございます。犬の私には、実際のところは分かりかねますが。

 

それにしても私、やっぱりお腹がまだ変。食欲が戻りません。

心配そうに私を見つめてなでなでするママ。たった今、獣医に明日の予約を入れてくれました。

 

さて、ロボットペットシッターも、私を心配して、獣医に予約取ってくれるようになる日が来るのでしょうかね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

割れたガラス瓶

なんと意地悪な。

冬休みが終わった今になって、気温がグッと下がり、大雪となっています。きっとシャレーではスキーに最高の雪が降り積もっていることでしょう。

 

私は、大はしゃぎで近所の森へさんぽに。

 

 

そして、また、この通り。

 

 

森の中で出会ったおばさんにママ、「あらあら、この子、こんなに雪玉つけちゃって!(とるの)頑張ってね〜!」と励まされていました。


今回はママ、私の希望通り、ぬるま湯ではなく、泡立て器方式を試してくださいました。

 

 

「ワォ、こんなに簡単に取れるの!?すごーい!!」を期待していたんですが・・・。

正直ちょっとテンション下がりました。まあ・・・確かに人の手で剥ぎ取るよりは効率良いかな、程度でした。私のくるくる毛質だと、仕方ないのかもしれません。

 

山ではどれだけふかふかの雪が降り積もっているんだろうと想像すると、雪=スキーという等式がDNAに刻み込まれているパパ、ウズウズしてくるらしく、今週末もシャレーに戻ろうかと考え中のようです。スキーに興味ないママは、一晩泊まるだけでも、映画ナイト機器一式を車に積み込んでいってもらえるのだろうか、と、少し気になっているようです。

 

そういえば、シャレーでこんなことがありました。

暖炉と繋がったタイルベンチに座りながら、ぬくぬくみんなで映画を観ていた時。

突然、ゴン!ゴンガンガッチャーン!という、ものすごい音がしたその直後に「ゔぉぉぁぁああん!!」という、次男坊ちゃんの、これまたものすごい叫び声が聞こえました。何が起こったのかとみなさん慌てて電気をつけてみましたら、床に砕け散ったガラス瓶が。

 

どうやら何かの拍子に、スイスおじいちゃんおばあちゃんが暖炉の上に飾っていたワインのデキャンタが、次男坊ちゃんの頭に落ちてきたみたいで・・・。厚みのあるガラスでしたので、坊ちゃん、かなり痛かったのではないかとお察しします。

びっくりしたのと、痛いのとで、大泣きしていた次男坊ちゃんですが、冷静になってきたら

「どうしよう、グランママとグランパパに、ガラス瓶割ったって怒られる・・・。」と今度はそちらの方が怖くなってきたようでして。痛みも忘れてそればかり気にしている様子。

 

パパとママ、その次男坊ちゃんの姿が可愛いので、面白がって「うん、グランパパにめっちゃ怒られると思う。きっと、殴られるだろうねー・・・って、そんな訳ないやん!それより怪我してないかどうか心配するに決まっとるよ。大丈夫!」と、冗談まじりに答えておられました。

 

あー、それにしても大人は子供心を判っていませんね。どこまでも素直な次男坊ちゃん。例え冗談だと頭では分かっていても、モノを大事にするスイスのおじいちゃんおばあちゃんの物を壊してしまった以上、やっぱり怒られるのではないか、と、心のどこかでずっと引っ掛かっていたんですよ。

 

その翌々日、パパがおじいちゃんとおばあちゃんに説明したそうです。何かの拍子にワインデキャンタが次男坊ちゃんの頭に落ちてきて割れて壊れてしまったこと。

すると、なんと怒られるどころか、「割ってくれてよかった!これで要らないものが一つ減ったわ!」と逆に喜ばれたそうです。

 

次男坊ちゃん、それを聞いて「なんやー!壊して喜ばれたー?マジでー!?」と、顔がぱああ〜っと明るく笑顔に。やっと安心できたようで、私も嬉しくなりました。

ママはその横で、日本のおばあちゃんからも「あー、割れてくれてよかった!このカップ。」というよく似たセリフを何度か聞いたことがあるのを思い出していました。

 

人からの貰いものだったり、対がなくなってしまったセットものなど、本当は要らないのだけど、自分から捨てるにはどうも気が引けて、どうにかしなければならない課題と分かりつつも、見て見ぬ振りを続けその決断を先送りにし、あわよくば何かの拍子にいっそ自ら消えてくれないかな、などと、意味不明に他力本願のまま持ち続けているもの、ママも結構あるようです。

 

次男坊ちゃんは今回、そんなモノ事情に悩む人間たちが無意識に待ち望んでいた「何かの拍子」を見事に叶えてくれた救世主だったようです。彼の頭のタンコブと引きかえに。

 

ちなみにパパ、おじいちゃんとおばあちゃんに、シャレーで私が台所床マットの角を噛みちぎったことも説明されたようですが、それに関しては、ノーコメントのようでした・・・。

 

あれ?私、救世主にはなれませんでしたか?



 

 

 

 

 

 

 

 

Chaletでの年越し

2023年から2024年へ。

パパ、ママ、坊ちゃん達と初めて一緒に過ごす年越し。我が家では毎年、シャレー(Chalet)と呼ばれるスイスの伝統的な造りの山の家で年末年始を過ごすことになっているようです。

シャレーから見える夕暮れ

坊ちゃん二人、クリスマスのプレゼントにスイスのおじいちゃんとおばあちゃんから、年間スキーパスをもらっていました。

純粋にスキーし放題の嬉しさプラス、決して安くはないこのパスの元を取ってやりたい気持ちもみなさんおありのようで、よっしゃ、ガンガン滑ったるで!(注・ママ以外)と意気込んで山に来たはいいのですが・・・

あれ?こんなに緑??固く氷と化した雪の塊が、申し訳程度に山の斜面にまばらに残っているだけ。スキーピストは人工雪で誤魔化し、誤魔化し。その人工雪の上で、冬休みを年越しスキーで楽しもうとはるばる隣国からやってきた観光客達が、無理やり滑っております。このバカンスに向けて頑張って準備してきた自分たちの都合がありますもんね。自然の都合なんかに負けてられない人間たち。温暖化がなんとかかんとか、エコがどうだこうだと言ってるそばから、なんとも人間がやることは滑稽です。

 

前年は、日本のおじいちゃんとおばあちゃん、はるばるスイスの雪景色を楽しみに、同じくシャレに来られたそうですが、その時もびっくりするほど雪がなくがっかりされたそうです。今年はそれよりも雪が少ない、温暖化の現実が目に見える、とパパとママが嘆いておりました。スキーなんてスポーツはそう遠くない将来、消えてしまうのかもしれませんね。

 

でも、雪が少なくても、私はシャレー生活、好きですよ。普段とは違うゆったり流れる時間。毎日、山の中の大さんぽに連れて行ってもらえますし、お留守番することなく、いつでも誰彼が私を相手にしてくれますから。

そして、我が家ではシャレー滞在中はデジタルデトックスと決めているそうです。坊ちゃん達も、ゲーム機器は持ってきません。が、一つだけ例外があります。

それは映画ナイトに使われるビーマー、スピーカーとパソコンです。白い壁に映し出される大画面を毎晩、家族で一緒に観る時間は、みんなにとって至福の時です。パパはソファに寝っ転ろがって、私をお腹にのせてなでなでしながら、映画を楽しみます。ママと坊ちゃん達は、暖炉と繋がって温められたタイルのベンチの上にクッションをひいてぬくぬくとしながら楽しみます。それでいて時々そのクッションが熱くなりすぎるとパパと私を押しのけてソファの座を奪いにきたりもするので、わたしその3人の勝手さにムッとすることもあります。

今年は坊ちゃん達が、TVシリーズ「Vivant」と「半沢直樹」にハマってしまったので、毎晩「あともう一話〜!」という坊ちゃん達の声をなんとか制しながら1日を終えるパパとママでした。

 

ママの幼い頃の断片的な記憶。ママのおじいちゃん家に週末泊まりに行っていた時。家族みんなで一つの和室にいくつもの布団を敷き広げ、もういつでも寝落ちできるようにパジャマ姿で寝っ転がりながら「オレたちひょうきん族」を観ていたような。それがたまにジャッキー・チェンカンフー映画の時もあったり。それは金曜ロードショーと呼ばれる地上波の映画番組だったのでしょうか。

普段はそれぞれ自分の部屋で寝ているみんなが一緒にテレビを観ながら寝るのって、なんだかママも幼心に特別で嬉しかったんでしょうね。今でも懐かしく思い出すそうです。(夜中にママ、お母さんのお布団の中に忍び入っておねしょして怒られたことなども。)我が家のシャレーでの映画ナイト習慣は、そんなママの原風景からやってきたアイディアなのかもしれませんね。

 

そして、シャレー滞在最終日。やっと、いい雪が降ってくれましたー!!

パパと坊ちゃん二人は朝から早速ガンガンスキーに。私とママが雪山のさんぽに。

やったー!!

 

で、やっぱり、こう。

 

 

その結果、こう。

 

さらにその結果、こう。

 

この足にへばりついた雪玉、なかなか取れません。私、走っている時は全く気にならないんですけど、帰宅して冷静になると急に気持ち悪くなって、なんとか口でもぎ取ろうとするんですが、うまくいかないんです。今回はママがぬるま湯で溶かし流してくれましたが、ドッグスクールの先生は、泡立て器でガシガシ振るい落とすと良いと言っていたそうです。

ぬるま湯と言えども、芯まで冷え切った手足には熱湯に感じられて不快極まりないので、次回は、是非、泡立て器を試していただきたい。

 

雪待ち時間の長かったシャレーでの年越し冬休み。

スキーがあまりできなくて残念だったようですが、我が家の人間のみなさんにとっては、なんやかんやと追われる日常から離れる時間が持てただけでも十分に良い休憩になったことと思います。

 

さて、自宅に戻った一家には、明日からまた日常が待っています。

早くも、長男坊ちゃんとママの口喧嘩が聞こえてきましたよ。二人とも、言わないでいい一言を言ってしまう似たもの同士ですからね。

夫婦喧嘩は犬も食わないと言いますが、親子喧嘩も犬は食いません。

とりあえず、そういう時はあたしゃ何にも分からんよ、と知らんふりして寝ておくのが一番。

 

 

ではでは、2024年もよろしくお願いします♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子育て 犬育て

私は、さんぽが大好きです。

晴れの日はもちろん、雨の日も、風の日も、雪の日も。

 

犬なら何を当たり前のことを、とお思いになられるかもしれませんが

さんぽが嫌いな犬もいるんです。

スキーが嫌いなスイス人もいますし(知り合いがそう)

温泉嫌いの日本人もいます(たぶん)。

犬の世界も同じで「一般論」に当てはまらない個性、あります。

 

今日は久々に晴れまして、森の中で朝の散歩をのびのび楽しんでまいりました。

スイスは秋から冬になるまで、どんより曇り空や雨の日が多いので

ママは日本の秋晴れの空や美しい紅葉の風景が恋しいようです。

 

 

散歩道ですれ違ったスウェディッシュ・ヴァルフントのマッティくん。

濡れるのが嫌いなので、連日続く雨の間、ずっと家に引きこもっていたとのこと。

最近鬱気味だ、と元気ない感じに挨拶してくれました。気の毒に。

雨が続くと、犬のさんぽ事情は何かと複雑化してしまうようです。

確かに雨の日は、私の体を拭いてくださるパパとママ、顔に出ている疲労度が高い気はします。なんでだろう?ま、私には関係ないことですが。

 

久しぶりに少し乾いた土の上を歩いていましたら、やはり嗅覚が刺激され、私、ここほれワンワンスイッチが入りまして。

 

わたくしめ、雨の日は、モップが泥パックしたようなひどい状態になるそうで、掘り作業は絶対禁止とされておりますが、今日はまあ、これくらいならいいか、とママから許可をいただき、納得するまで掘らせていただきました。

 

・・・結果、モップ泥パックとまではいかなかったものの

次男坊ちゃんが、きな粉餅を食べている時に思わず吹き出し、周囲がきな粉まみれになった時くらい、ママが嫌な顔をしておりました。

そして、今日もトリュフ採掘ならず。面目ない。

 

そんな次男坊ちゃんのことを考えていたら、ふと我が家には、坊ちゃんたち(人間)の育てられ方と、私(犬)の育てられ方に違いはあるのか?と疑問が湧いてまいりました。

 

うろ覚えではありますが、パパとママのお二人は、今トレンドの「お仕置きなしの褒めてしつける犬育て」をベースにした子犬育児本を何冊も読まれておりました。

 

思い返せば、私は赤ちゃんの頃、部屋の中で粗相してしまっても一度も怒られたことがありませんでした。

それどころか、庭で用を足すと、ものすごく褒められた上、おやつまでもらえることもありました。

ことあるごとに、お利口だね、すごいね、モカチーノ!と褒め倒され

たくさん撫でられ、ご褒美のおやつもたくさんもらって育てられてきました。

 

私を連れて通っていたドッグスクールでもパパとママ、「体罰は絶対ダメ!罰を与えるのではなく事前に犬の問題行動を予測して防ぎ、褒めれる行動に導きましょう。」と再三言われていたのを記憶しております。

 

真面目なお二人は、赤ちゃんの私をその通りに育ててくださったのでしょう。ただ、それは、決して容易な行程ではなかったようです。

 

問題行動を事前に防ぐ、ということは、私を一日中ずっと観察していなければなりません。

それは、多大な時間とエネルギーを費やす、途方も無い努力が必要だったようです。

ある日、疲労困憊したママが

「こんなん、人間の赤ちゃんの子育てと変わらんやん・・・

いや、なんとなく想像できる分、人間の赤ちゃんの方がマシや・・・」

と、力なくぼやいている姿を私、申し訳ないような、それでいて、一体自分の何が悪いのか分からず、なんとも居た堪れない気持ちで見ていたのを思い出します。

 

ただ、時折うちに遊びに来られる

白髪の上品なご夫婦(最近、パパのご両親と分かりました)は

「トレンドなんだろうけれど、今の犬のしつけ方は変だよ。私たちの時代はね・・・」

と、事あるごとにに彼らの経験した昔の犬育ての有効性をパパとママに力説しておられました。

 

パパとママ、彼らの言葉を聞くたびに、うーん、と眉間に皺を寄せて

「昔のお仕置き教育って今は禁止傾向にあるしね」「でも、確かに褒めるだけではダメだよね」

などなど、私の育て方に関して、よく議論しておりました。

 

この様子を見ていていますと、坊ちゃんたちの育て方で議論されているお二人の姿と重なる部分がある気がいたしました。

 

私は配偶者も子もおらぬ1歳そこそこの若輩者ではありますが、人間の説く子育て論、犬育て論には根底に共通点がある、と感じております。

それは・・・

それぞれの国、文化によっても、違いがある上、さらには、時代が作り出したトレンドによってもこれまで良しとされていたものが、悪しに変わってしまうという、なんとも拠り所のない、危うさがあるところです。

 

時代の流れによって変えられたものが、私たちの成長にとって、本当に正しいのかどうか、ということは、時間が経たないと分かりません。

いや、正しいかどうかなんて、そもそもみんなが納得する答えはないのでしょう。

でも・・・

さまざまな価値観を主張する情報が溢れる今の時代。そのいろいろが、どうも自分には定着せずにどこに立っていたらいいのか分からなくなったときには、これが正しいと思える足場が欲しくなる、というのが人間の正直なところではないでしょうか。ま、私は人間ではないので、よく分からないのですけどね。

 

子育て論、犬育て論。

近年はネットを見れば、ありとあらゆるお役立ち情報が手に入ります。

確かに、知って良かった情報もたくさんあるものの、全く逆のことを言っている情報を目にした時などは(しかも、憎いことにどちらもそこそこに信憑性がある場合)調べても調べても拉致の開かない「どっちやねん!」ラビリンスに入り込み、とても不毛なリサーチ時間を過ごすことになります。

結局、自分の勘が選択したやり方を正当化するしてくれる情報を(無意識のつもりで意識的に)探し当て、「うん、やっぱりね、やっぱりこれでいい。」と自分を納得させる始末。

ほんとにいいのかどうかは知りませんが、ご本人が納得されたならば、そりゃ結構。

 

パパとママ、こんな風に、加速する時代の流れと氾濫する情報の中、ときに翻弄されながらも、私たちがハッピーで居られるようにと、お二人で試行錯誤を繰り返していらっしゃるようです。

どうにかこうにかご自分達の立ち位置をその都度確認しながら。

坊ちゃん二人と私の「一般論」におさまらない個性をも認めながら

(望ましいものも、望ましくないものも)。

 

あ、でも、坊ちゃんたちの子育てとは違う難しさが私にはあると思いますよ。だってお二人は、ご自分達の経験を私に照らし合わせることができないですからね。

 

お二人は、テーブルの上にあるものはきちんと食べなさい、と教えられてきたことでしょう。坊ちゃんたちにもその通り教えればいいんです。

本を読まなくても、ネットを見なくても、自然にわかります。

 

それを私にだけは、食べるな、と教えなければならない。「ダメ!」と言っても、どうにもこうにも聞かない私。どう教えるのが効果的かといろんな方法を試みている努力、我が家のみなさんに見られるのですが

うーん・・・まだ分かっていらっしゃらないようですね。

みなさん、詰めが甘い。私、まだまだいけそうです。

 

そんな訳で、今日も私はテーブルの上に置かれたご馳走を

虎視眈々と狙っているのであります。

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はじめまして

私の名前はモカチーノ。

コーヒー好きのご主人さまが名付けてくださったようです。

 

 

何者かと聞かれたら、犬、とお答えするのが正しいかと思われます。

とは言えども、正直私には犬というものが、いまだに何なのかよく分かりませんが。

 

物心ついた時には、私には4人の家族がおりました。

パパと呼ばれる男ご主人さまにママと呼ばれる女ご主人さま。

そして、年の頃は俗に言うティーンエイジジャーに突入するかしないかの坊ちゃん2人。

 

どうやらこの4人、人間という、私とは別の生き物らしく、同じ空間で生活していても、私だけ許されないことがたくさんあるのです。

初めは、なんと理不尽なことかとハラワタ煮えくりかえり、大声で吠えてみたり、

家具を噛んでみたり、カーペットや壁を引っ掻いてみたり・・・

平等を訴えるべく、いろいろ反抗デモを繰り返してみたものです。

 

が、この人間たちの言うことを聞くのが得策だとうすうす気づいてきてからは、犬なりに猫をかぶり、立場をわきまえた振る舞いを心がけております。

ちなみに、先日散歩の帰りに盗み食いした猫の餌の美味しいことと言ったら。

あの餌を毎日食べられるなら、いっそ猫になりたいと思うこともあります。

 

パパはスイス人、ママは日本人。

基本的には人間が作り出した国籍によって、〇〇ジンと呼ばれるみたいなのですが、犬種とは違い、単純に人種や国籍の違いだけはないようでして。いくつも国籍を持っていたりする場合には、一体ナニジン?になるんでしょうね。

 

お二人の間に産まれた坊ちゃんたちは、スイス人と日本人のハーフと呼ばれたり、いや、ハーフとは失敬な、ダブルというべきだ、いや、ミックスだ、などと物議を醸すこともあるようですね。

犬の場合は「雑種」、なんてまあ、超大雑把な呼び方で片付けられてますけど。

人間世界は何かと複雑ですね。

 

私はスイスに生まれ育っておりますが、犬種で申しますと

ラゴット・ロマニョーロという、歴としたイタリアのウォータードッグだそうで。

泳ぎはもちろんのこと、トリュフを探し当てるのが得意です。

そういえば、私はどこに行っても地面のにおいを嗅がずにはおられません。

その嗅覚が刺激されるや否や、ここほれワンワン!!の衝動ときたら。

本能スイッチが入ったら最後、私を止めることは、誰にもできません。

偶然にも昨夏、散歩道でトリュフを掘り当てた時のママと坊ちゃん2人の興奮しようは見ものでした。

あんなにみんなが喜んでくださるなら、是非もう一度、と思うものの

あれ以来、まだトリュフを発見できておりません・・・不甲斐ない。

 

そんな私も先日、11月11日で1歳の誕生日を迎えました。

パパ、記念に私の成長を追ったこんな素敵なコラージュ写真を作って下さいました。

 

毛の色も長さもまちまちですが、これすべて私です

 

一歳になった私。

大人のレディー犬らしく、そろそろ、つれづれなるままに、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくってみよう、と思い始めたのであります。

 

こんな私のつれづれ日記、よかったら時々のぞきに来てやって下さい。